海外旅行でパスポートを紛失、盗難された場合に備えておくこと

パスポート旅行
パスポート

今回は海外旅行でパスポートを紛失した場合や盗難された場合のことについて記事にします。

パスポートは海外で通用する唯一の身分証明書

パスポートは入出国のみで使うわけではなくさまざまな場所で使用します。

搭乗券を発券してもらう時

航空会社のカウンターにてチェックインをし、搭乗券を受け取る時にはパスポートを出すように促されます。ここで知っておいてほしいのは予約確認書等の提出は求められないという事です。ネットで航空券を購入する場合は購入時点で自身のパスポート番号を登録しますのでパスポートをもとに確認、発券をします。また、海外に行くのにパスポートを持っていなければそもそも発券もしてもらえませんのでどのみちパスポートの提出が必要になります。自動チェックイン機なども今はパスポートを差し込む形で搭乗券を発券するケースが多いです。

海外のホテルのチェックイン時

私が宿泊したすべてのホテルでパスポートの提示を求められました。身元を確認するためにはパスポートしかないためそのようにしているのだと思います。

海外の両替所で両替をした時

個人的にはここでもパスポート出す必要あるのかよ…ニセ札出さなければいいじゃねえか…少額なんだしと思うのですが提示を求められることが多いです。

鉄道に乗っていた時

スイス鉄道の特急列車に乗っていた時ですが乗車券(特急券)の提示をした時にパスポートの提示を求められました。一部の列車の乗車時ですがそれでも求められるという事は屋外に出るときは原則携行をしなければトラブルのもとになるという事を感じました。

渡航先でパスポートをなくした場合、かなりめんどくさい

日本に帰ることができない

当然ですが、渡航先でパスポートを紛失した場合や盗難された場合は他の国にも行くことができないだけでなく、日本に帰ることもできません

『パスポート』の再発行か『帰国のための渡航書』発行のどららかをしなければならない

  • パスポート再発行…新たに有効なパスポートとして発行してもらう。申請書類、日数は日本で発行を申請した形と基本的に同じなので2週間程度の日数がかかる。また戸籍抄本(謄本)が必要。パスポートなので他国に行くことも当然可能。
  • 『帰国のための渡航書』発行…字のとおり帰国のみに有効な渡航書。他国に行くことはできず速やかに帰国することになる。トラブル対応の要素が大きいため、即日発行が可能な場合もあり、申請書類として戸籍書類でなくとも本籍地記載の住民票などで対応可能な場合がある。

渡航先の警察に行かなければならない

『パスポート』または『帰国のための渡航書』いずれを再発行する場合でも、渡航先の警察が発行する紛失・盗難等証明が必要になります。そして、証明書を得るために警察署に紛失や盗難された旨を説明しないといけません。説明は日本語ですることは難しく、最低でも英語、最悪渡航先の国の言葉でしないといけない場合もあります。

渡航先から出国するために大幅に時間がかかる

警察に出向き事情を説明したり、戸籍抄本(謄本)や住民票等の取り寄せが必要になるため国外にいるとかなり時間を要します。そのためもともと計画していた旅行計画が大きく狂います。 また、帰国ができない不安感にも悩まされることになります。

パスポートの紛失、盗難に際して備えておくこと

戸籍抄本(謄本)、パスポート用写真2枚は用意しておく

戸籍抄本(謄本)そしてパスポート用写真をあらかじめ用意して旅行に出かけることをお勧めします。『帰国のための渡航書』を申請する場合は戸籍抄本(謄本)の代わりに本籍が入った住民票でも大丈夫な場合がありますが戸籍抄本(謄本)だと間違いがありませんので出来る限りそちらを用意することをお勧めします。また海外でパスポート用写真(2枚)を撮影するとなると日本で撮影する場合とは勝手が違う場合もあると思いますのでこちらも用意しておいたほうがいいです。

渡航先の大使館、領事館の場所を確認しておく

『パスポート』もしくは『帰国のための渡航書』を申請する時に必ず大使館、領事館に行くことになります。ゆえに、これらの所在地を確認しておきましょう。 海外ではインターネット事情も分からないところがありますので事前に所在地の地図を印刷して持って行きましょう。

申請に必要な書類、現金、使える店が多いクレジットカード、搭乗券等は別に所持をする

盗難された場合に、全てを失わないように最低でも申請に必要な書類、現金、使える店が多いクレジットカード1枚、帰国にかかる搭乗券は別に所持をしておきましょう。金額はクレジットカードを持っているか否かで決めるといいと思います。

できれば帰国日は大使館、領事館の業務日にする

『帰国のための渡航書』は即日で再発行をしてくれる場合があるため帰国日は大使館、領事館の業務日にしたほうがいいと思います。

最後に

日本のパスポートはたくさんの国から信用されている

日本のパスポートはたくさんの国から信用されているために、渡航国が発行する査証(ビザ)を取らなくても入国ができる素晴らしいものです(短期観光目的に限る。現在は約180か国でビザ不要)。この点は日本政府、国民の国際貢献度がモノを言っていると思いますので感謝したいです。

信用度の高い日本のパスポートは盗まれやすい

日本のパスポートは価値が高いため、盗難に遭いやすいです。変造防止の技術が向上し、以前のように変造パスポートを使用することは難しくなったと言われていますが、それでも変造を試みる連中はいるものです。また日本と同じくらい治安のいい国も多くないと思いますので、パスポートは盗まれやすいと思っておくべきです。

楽しい海外旅行にするために

楽しい海外旅行を台無しにする一番がパスポート盗難、紛失だと思います。こういう事は想定しない場合に起こってしまい、逆に想定していた場合に起こらないものと思っています。特に海外旅行の経験が少ない人は事前の準備をお勧めします。

旅行
スポンサーリンク
『旅行力』向上委員会

コメント